2014年7月5日土曜日

TPで建物の破壊に挑戦してみた。




Destruction FX - (ThinkingParticles + FumeFx) from notchmen on Vimeo.


これまで、TPのR&Dを様々やってきましたが、ようやくTPの真骨頂とも言うべき破壊FXに挑戦してみました。小規模な破壊FXは仕事でも少なからず経験し今回のは、カテゴリにすると中規模?くらいになるかと思っています。なかなか仕事では、こういったクラスの仕事が入ってこないので自主制作という形でトライしてみました。そして、米岡さんによる破壊エフェクトセミナー後でもありタイミング的にもよかったと思います。

後、ムービー中に色々情報記載していますが、いくつか追記したいと思います。
今回制作に関わった者は会社の後輩と自分の二人になります。後輩には、隕石周りをお願いしました。建物のモデルは、turbosquidから自腹で購入しました。自分で制作してもよかったのですが時間ないのと破壊のスキルのほうを上げるのがメインだったので購入にいたりました。それでも、そのままでは使い物にはならないので、簡単にレタッチ、そして破壊モデル用として修正しています。

破壊用のプリカットモデルの作成には、Advanced Fragment scriptを使用しました。
rayfireと比べるとこちらは、破壊用のプリカットモデルを作る際に必要な機能だけチョイスされたようなものだと思います。直感的に分割できるのでおすすめです。

次にTPシーンの解説と行きたいところですが、その力は残っていないです^^
てか、解説するほどの新しい手法はあまり使ってないですね。
一つ上げるならば、debrisをVBされた破片にも継承させる事ですかね。
基本は、破壊エフェクトセミナーでの手法を取り入れさせてもらっています。A,B,C,Dと四往復以上読みましたw
又最近、 TheHouseFXrman197 といったマスター達が破壊のシーンを配布しております。前者は有料ですが。これは、TPで破壊やるなら通るべきものだと思うので落ち着いたら勉強しようと思います。

最後になりますが、この経験を経て、一番重要な点を上げるとしたら、いかにトライ&エラーできるセッティングにするかですかね。
それぞれの環境にもよると思うのですが、キャッシュ用のマシンがないとキツイと思います。あったとしてもやはり無駄な計算をさせないようにセッティングしていくのは重要な点でしょう。
破壊の見た目とは直接関わらないことかもしれませんが、最終的なできは違ってくるので気をつけたいところです。